●恋愛必勝の法則／ミシェル・ダナウェイ，アリスン



『恋愛必勝の法則』はミシェル・ダナウェイの原作をアリスンの絵でコミカライズした、ハーレクインロマンス。

昔ちょっとムフフになりかけたＢＦ未満のオトコと８年ぶりの再会。かつての誤解は今も生きていて、そのうえで大人の男女が運命の出会い！こういう展開は実にハーレクインらしいといいますか。



うぶで純情だったヒロインは選挙コーディネーターという、実績がすべての世界の住人となり、女たらしで名をはせたオトコの方は有力者の後継ぎに、けれど、オンナに手早いという特技(笑)は健在。

２０代半ばで、やり手の選挙コーディネーターという、海千山千のキャリアウーマン的イメージに、アリスンのキャラデザはちょっとミスマッチ。リサのビジュアルはラブリーなんですよね。でも、可憐テイストは、ＨＱ特有の女くささや、化粧くささが中和されているのは、いいかも･･･って思いますー。

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●恋愛必勝の法則・あらすじ



８年ぶりの再会･･･

選挙コーディネーターのリサがマークと再会したのは、選挙資金集めのパーティーの会場だった。



熱いキスを交わし、肌を合わせ愛し合う覚悟だったのに･･･

他の女の肩を抱き個室に消える彼の背中。

手ひどい裏切り、学生時代の苦い思い出･･･



今、何もなかったかのように再会を喜ぶマークは、魅力的な大人の男になっていた。

そして、リサを誘惑するエサに自分のコネクションをちらつかせるマーク。



「その話、喜んで乗らせていただくわ。」

8年越しの恋の第2ラウンドが始まる。

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自立した女、オトコの言いなりにならない女、というのは欧米リベラルのテンプレみたいな女性像。でも、日本人のリアルはまだまだってとこですね。

でも、ひるがえって見れば、ハーレクインみたいな100%の夢物語で描くしかないとも言えるわけで、欧米だって女性の立場は日本と似たりよったりなんでしょう。

とまあちょっとばかり背景の考察(笑)もしてみましたが、『恋愛必勝の法則』のヒロインは学生時代も２０代の今も、明確なビジョンを持った賢い女性です。それでいて、純情で乙女なところも残し、すれっからしてもいません。

それで、彼女にご執心の男性陣はというと･･･ヒロインに乗りこなされてる!?

本作は部長もマークもエリートだしカッコいいけど、ヒロインのほうが馬力があるって、古典的な女性が主流ののＨＱでは珍しい。

ところで『恋愛必勝の法則』って？

この恋愛、最初からリサの勝ちじゃありませんか？

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●恋愛必勝の法則・コミック概要

ｺﾐｯｸﾀｲﾄﾙ：恋愛必勝の法則
作者：ｱﾘｽﾝ ﾐｼｪﾙ･ﾀﾞﾅｳｪｲ
ｺﾐｯｸｼﾞｬﾝﾙ：女性ﾏﾝｶﾞ/ﾊｰﾚｸｲﾝ/ﾗﾌﾞｽﾄｰﾘｰ
出版社：ﾊｰﾚｸｲﾝ
掲載誌ﾚｰﾍﾞﾙﾊｰﾚｸｲﾝ
配信中の電子ｺﾐｯｸｽﾀﾝﾄﾞ：ｺﾐｯｸｼｰﾓｱ
対応端末：Androidスマホ/Androidタブレット/iPhone/iPad/Windows-PC/Mac-PC
既刊単行本:　第1巻(全1巻完結）