金魚の糞/桜田 雛
ロマンティックで耽美なデザインの表紙に目を惹かれるかも。ちょっとゴシックなムードもあって、作者の桜田 雛(さくらだ ひな)先生の絵はとても美しい。
『金魚の糞』は不幸な生い立ちの男の子と、その姉になった女の子のお話。桜田 雛先生は、少女漫画誌・chees!で活躍中の漫画家さんです。
独特の陰影と毒のある抒情的な絵柄に目がゆきがちですが、プロットのほうも翳りと緊張感をまとったこの人独特の雰囲気のあるものです。
一見してわかるとおり、万人受けする作品ではありませんが、心に残るヤングレディース作品だと思います。
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金魚の糞/あらすじ(ネタバレ注意)

──1年前のあの日からオレの後悔は続いている──
母が死んだ。
たった一人残された息子の名は「菊吉」。
引き取り手もなく施設おくりになるところだった菊吉に、救いの手をさしのべたのは・・・・
金魚という女の子と、亡くなった母の妹という金魚の母親だった。
不幸な生い立ちを背負った菊吉(きくよし)。
彼を受け入れるためにだけ存在しているような金魚。
そして二人のそばで微妙な関係を保つ悟郎。
浅川家の。金魚の弟でいようと決心する菊吉だったが──
三人が紡ぎあげる痛くも美しい友情と愛情の三角関係。
金魚の糞/感想とレビュー

『金魚の糞』を一言にすれば、禁断の双子の愛の物語・・・といったものです。少女マンガと言っても、展開もエンドもとても文学的なもの。絵柄・キャラデザも美しく、ビジュアルだけでも鑑賞に値するクオリティは特筆ものだと思います。
ただ、全般に「鬱」なテイストに支配されているのは好き嫌いを分けることでしょう。義父義母はどこかひずんでいて、義父のゆがんだ愛情表現にはショックを憶えるかもしれません。
ダークトーン、ヘビー、病的といった、陰欝なところのある展開なので、救いのない結末になだれこむかと思ったのですが、そうはならなかったので胸をなでおろしました。
いろいろと読み手の「技量」にゆだねられるところの多い「金魚の糞」。Cheese!のターゲット層には、痛すぎる純愛はちょっと厳しいかもしれませんが、きっと、いろいろ感じいるところが多いと思いますよ。
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金魚の糞/コミック概要

タイトル: 金魚の糞
漫画家:桜田 雛(さくらだ ひな)
雑誌: Cheese!
出版社: 小学館
レーベル: フラワーコミックス
ジャンル: ヤングレディース/少女漫画/ヒューマンドラマ
対応端末:PC・iPhone・iPad・Android・AndroidTab
この少女マンガの配信サイト:コミックシーモア
既刊配信分:1巻から4巻(全4巻完結)
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