＠わたしは真夜中／石井のぞ


石井のぞ先生の『わたしは真夜中』読んでみました。

これってcomicスピカ連載だったよね？連載中にチラ見したことがあるだけの作品だけど、こうして見直してみるとよい作品だわあ…


浮世離れしたヒロインは結婚歴も出産歴もあるけど、今はバツイチ一人暮らし、子供は元旦那の手元に。なぜか頻繁（ひんぱん）に元旦那の家に出入り。そしてなぜか、元トメともいまだに仲良し…

えっと…現実ではありえないでしょ？そんな状態、そんな関係。

でもま、これはマンガだからね。

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独特のストーリー、独特の画風、水彩画を思わせるタッチが、なにもかもが夢のようで、現実感の薄いこの作品によく似あいます。

また、薄いといっても、しみいるものもあって、なによりヒロインのフェアリーちゃん（ニックネーム）が魅力的です。

分類は女性マンガということになりますが、ヤングレディースと純文系青年コミックを合わせて割ったような作風、とてもユニークな作品ですね。


終盤があっさりしすぎなのは、スピカ不振の影響もあるのかもしれませんが、もともとマッシブ感からほど遠い作品なので、これはこれでアリと思います。


かすかに香るおいしい水のような「わたしは真夜中」。誰が読んでも何か感じるものがあることでしょう。心温まりたいときに。

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◆わたしは真夜中・あらすじ


夜野とばり31歳、バツイチ。

現在は図書館司書として生計を立てる、一人暮らしの毎日。



元夫･日暮久志との間に授かった息子・聖は、日暮家で養育している。

好き嫌いなく、賢い聖は父母を責めたりはしないが、思うところはあるようす。



とばりはとばりで、離婚から一人ぐらしという境遇を後悔してはいない。

しかし、家族との暮らしを絶った自分を、ともすれば自責することも。



ある日、勤務先の図書館で出合ったのは一回り以上も年下の青年。

明朗で屈託なく、図書館に似つかわしくない彼の名は池端太一。

どういうものかその日以来たびたび図書館に現れる池端…



いつも目の下にクマがあることに気づくとばり。

そして池端が告げる唐突な願い。

｢今度、一緒に寝てくれませんか?｣…!?

不器用な大人達のラブストーリーが始まる。

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◆わたしは真夜中・作品概要

コミックタイトル：わたしは真夜中
作者：石井のぞ
コミックジャンル：ラブストーリー/女性マンガ/ヤングレディース
出版社：幻冬舎
レーベル：スピカ
対応端末：Androidスマホ/Androidタブレット/iPhone/iPad/Windows-PC/Mac-PC
既刊単行本:~第１巻（2015年現在既刊分）